ブログ  「しかうら日記」 (随時更新)

6月30日(金)【よかったね、おめでとう】
 職員室に新聞を囲む輪が出来上がります。2年生の女の子の投稿作品が掲載されたのです。「すごおい!」内容は、クリーン作戦と呼ばれる地域で行われるボランティア活動についてです。ゴミ拾いを頑張ったこと、道路沿いの畑にもゴミがたくさん落ちていたこと、この活動を通して自分で考えたことなどをまとめた文章でした。とても貴重で意義深い経験です。喜びとともにきっと自信も備わってくれたのでは?みんなで喜びを分かち合う素敵な出来事でした。

学校便り「7月」号をアップしました。子どもたちの学習や活動の様子などが掲載されています。そちらの方もぜひご覧ください。



6月29日(木)【元気で、かわいい子たちが】
 昼休み、元気な子どもたちが職員室の横でにぎやかにしています。どうしたのかしら?
 どうやら図工で作ったかぶりものをつけて、わいわいやっているようです。「作って楽しい」「見て楽しい」「遊んで楽しい」1度で3度おいしい工作になりましたね。作っている最中も楽しげに活動していたようです。とはいっても仕上がりはどうかな?近づいてみると・・・。色合いグッド。飾りつけグッド。バランスよし!まるで体の一部であるかのようにぴったり頭にはまっています。これだけの感動を味わうことができてよかったね。今日は帰ったらおうちの人にも楽しかったことを教えてあげましょうね。




6月28日(水)【誠に申し訳ありません・・・】
 最近は日付がさかのぼってばかりですみません。本日は2日さかのぼって、月曜日のことを。
 わたしたち鹿浦小学校では、90周年事業の恩恵にあずかり、タブレットPCを導入しました。主な目的に、複式学級の中でも子どもたちが主体性をもって学習できること、タブレットPCの利点を生かして学びの質を上げること、などがあります。タブレットPC以外にも教室の中にはICT機器と呼ばれる便利な機械がいくつかあります。
 もちろん指導の中心はそれぞれの教科がねらっている力をつけることですが、わたしたちは授業でその機器の効果的な活用を図って子どもたちがより質の高い学習をすすめ、確かな学力をつけられる指導法を探るべく、試行錯誤しているところです。その研修方法の一つに、一つの授業を通してその過程や実際の授業をもとに話し合う、いわゆる「研究授業」というものがあります。
 月曜日はその研究授業でした。子どもたちも、指導する先生も、見守る他の職員も真剣そのものです。子どもたちに力をつけるためにわたしたちは指導力の向上をめざしてこれからも取り組みを進めていきます。



6月27日(火)【いかがでしたか?】
 本日は、今年1回目の学校評議員会でした。まずは学校経営説明をしながらの意見交換です。それぞれの立場から的確・参考になるご意見を聞かせていただけました。「なるほど」「たしかに」。また、学校の運営や実践についてもよりよく理解をしていただけたものと思っています。
 次に授業参観です。どの学級も複式の授業でした。子どもたちのがんばりとともに、授業の準備や実際の指導をする先生たちの頑張りにも目を向けていただき、本当にありがたかったです。
 最後は、交流給食です。ふだんはなかなか味わう機会のない給食を、子どもたちや担任の先生方との会話を楽しみながら、味わっていただきました。子どもたちの様子を他方面から見ていただけたのではないでしょうか。
 こういった機会があることで、学校への理解を深めていただくとともに、地域全体で学校や子どもたちを見守る雰囲気や体制ががこれまで以上に整っていくこと、学校に対してよりよい示唆をいただけることが期待されます。本日の評議員会は実に有意義なものでした。




6月26日(月)【がんばれ、がんばれ!】
 昨日は、年に1回のトライアスロン大会でした。ここ鹿浦校区では、校区民が集まって応援をします。大きな声援はもちろん、太鼓を打ち鳴らし、小石の入ったペットボトルを振り回して応援します。約70kmのバイクコースのちょうど50km地点です。トレーニングを積んだ選手たちとは言え、見るからに大変そうです。そこで応援の出番です。「がんばれ!」「ファイト!」 中には声援に「はい」「ありがとう」と応えてくれる選手もいます。雨上がりの高い湿度と焼けそうな日差しの中、頑張る選手たちの横顔や背中からは、とにかく必死さが伝わってきます。応援をしているはずのわたしたちが逆に選手のみなさんから「がんばれ!」と励まされているようでした。選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。そして、感動をありがとうございました。


6月21日(水)【お兄さん・お姉さんたちがひっぱって・・・】

 毎週火曜日は、島口・三味線教室です。昨日は、お師匠さんとともに、高学年のお兄さん・お姉さんたちが先生になって、小さい子たちや転入生を教えてくれました。三味線の持ち方や弦のはじき方、いい音の出し方など、親身になって優しく教えてくれます。三味線の技術に関しては、ほとんどの先生たちより子どもたちの方がはるかに高いものをもっています。弾いているからこそできる教え方や知識があるのでしょう、自分たちも同じようにしてもらっていたからでしょう。本当に一生懸命になって指導してくれます。早くひけるようになって同じステージ発表できる日が来るといいですね。ありがとう、お兄さん・お姉さん。



6月20日(火)【HAPPAプロジェクト始動】

 世界自然遺産登録を間近に控えた徳之島の自然のもつ素晴らしさを子どもたちは、どれだけ知っているのでしょう。そのよさをどれだけ実感しているのでしょう。そんな問いへの答えに少しでも近づけるように始まったのが「HAPPAプロジェクト」です。総合的な学習の時間で実施します。いわゆる「総合」では、問題解決につながる学びがあります。子どもたちはバクテリアを介した「葉脈作り」を通して、自然への関心を高め、探究心をもち、解決策や技能・知識を身につけていきます。この活動は反復して行えるメリットもあれば、成果が形として残るメリットもあります。そして、大学の先生の全面的なバックアップを得ながら進めていきます。
 葉っぱを集める子どもたち。どんなことを考えているのかな?じっくり取り組んでいきましょうね!



6月19日(月)【お久しぶり!】
 今日は、月に1回の「交流給食(全校給食)」です。クラス・男女が入り混じって楽しく食べています。いつもの教室給食も楽しいけれど、たまには違う顔を眺めながら、違う話題で食べるのもいいものですね。




6月18日(日)
 今日は校区内でのボランティア活動(クリーン作戦)です。空き缶やゴミが意外なほどたくさん落ちています。これはいかん!と言ったかどうかは定かではありませんが、子どもたちは楽しそうに拾っています。くれぐれもハブには注意しましょうね。今の時期、雨上がりの涼しい時間帯は出やすいって言いますよ。帰りに飲んだジュースとお菓子、おいしかったね。



6月16日(金)【関心、感心】

 朝も早くから登校して、まだランドセルも背負ったままの2年生が、花壇の水かけをしています。今日のお当番さんなのかな?
 学校は、季節の花々で彩られています。その中でも、学校全体で管理しているものとクラス単位で管理しているものとに分かれます。男の子が水をかけているのは、自分のクラスの学級園です。花に囲まれていることで、癒しや感動・潤いを感じたり、季節を味わったり、土地土地の風土の特性を感じたりすることができます。それと同時に、花の美しさや成長を見つめる心やお世話をする心を育みつつ、しっかりと関心をはらい責任をもってお世話ができることも大事な目的になります。しっかり頑張ってください。今、君が水と手間、愛情をかけているヒマワリももう少しで花を咲かせますからね。そのときの感動はきっと新たな潤いを君に与えてくれることでしょうね。



6月15日(木)【外は雨でも】
 ここ徳之島は梅雨の真っただ中です。梅雨前線が停滞し、毎日が雨の連続です。約半分になった校庭のリュウキュウマツも雨のしずくを葉先からシトシトと落としていきます。

で・す・が、子どもたちは元気そのもの。今日はALTのミッシェル先生と楽しく外国語活動の時間です。どのクラスも活気にあふれて外の天気とは真反対です。今日は、3・4年生のクラスをのぞいてみましょう。先生の問いかけに「ハイ!ハイ!」。クイズやゲームを通して外国語に慣れ親しみ、コミュニケーションツールを獲得していく様を見ながら、子どもたちの吸収力に驚かされるばかりです。理屈っぽくなった大人をよそに、素直な子どもたちはどんどん身につけていきます。子どもっていいなあ〜。梅雨なんか吹っ飛ばしてくれそうな鹿浦っ子たちです。
 グラウンドの吸水性も上がるといいのに・・・。




6月13日(火)【本校の児童集会は・・・】
 各学校、児童の自治的な活動が行われていますが、本校児童会でも毎月集会活動を行っています。その名も「児童集会」。子どもたちが主体となって、内容を工夫し、会を進行させていきます。鹿浦小学校は児童数も少ないため、3年生以上が委員会活動に属し、常時活動や工夫のある活動をしています。今日の集会もあいさつや進行を3年生ががんばっていました。そして、その中身としては、委員会からのお知らせやお願い、そしてレクリエーションです。夢中になって楽しむ子どもたち。小さな1・2年生にとっては目標であり、憧れとなっているのではないでしょうか。いつかぼくもやってみたいな。わたしも来年は○○委員会に入りたいな。そんな気持ちが受け継がれて鹿浦小学校のよさが引き継がれていくのでしょうね。




6月10日(土)【みんなで一人一人を】
 本日は、月に1回の土曜授業です。実施内容は各学校に委ねられています。鹿浦小学校では、全体での活動や行事を行う日、担任以外の職員もサポートに入って個別指導に取り組む「良問に学ぶ日」を計画しています。本日は、その良問に学ぶ日の1回目でした。校長・教頭・保健の先生もそれぞれのクラスに入って、個別指導に当たりました。小規模校の特色を生かした取り組みです。いつも以上に先生との距離も近く、子どもたちも緊張したかもしれませんが、分からないこと・困ったことがあればすぐに確かめたり、教えてもらったり、励ましてもらったりすることがメリットです。教える方も子どもたちの学習態度や定着の度合い、頑張る様子などを見ながら力が入ります。あわせて、担任の先生方の大変さや頑張りにも気付かされます。まずは1回目。今回の実践がまた次に生かされて、だんだん鹿浦小学校の形が出来上がっていくことでしょう。




6月9日(金)【がんばれ、がんばれ】
 今日の「朝の活動」は、「なかよし体育」です。なかよく協力したり競い合ったりして運動に親しむ時間です。
 運動場には、コーンやボールが置かれています。いったい何が始まるのでしょう?その前に整列です。クラスも学年もばらばらの4列ができています。これは「縦割り班活動」というもので、異なる学年の子どもたちが、チームになって様々な活動に取り組んでいきます。今日のようなゲーム性の高い活動もそうですし、清掃活動(そうじの時間)や体力つくりなどでも生かされます。
 話を「なかよし体育」に戻します。身長差のある列ではありますが、体の横や上でボール運びリレーをしています。みんな「がんばれ、もっとはやく」など声をかけ合いながらゲームを楽しんでいます。次はボールを持って走っています。学年も身長も運動能力も違う子どもたちを認め合いながら、そして思いやりながらリレーする子どもたちです。こうしてリーダーシップやフォロアーシップが育っていくのですね。




6月8日(木)【広がるスケッチ】
 今日はスケッチをしているクラスが2クラスありました。ひと部屋では、寝転がっているところを写真に撮っています。人物の動きに注目した絵を描こうとしているところですね。みなそれぞれに好きな動きを描いています。もうひとクラスでは、テレビに作品例を映し出し、どんな描き方の工夫をすればよいか話し合いながら、自分の好きなことをしている様子を描いているようです。
 子どもたちの表情は一様に真剣そのもの。表現活動は、とかく個性が表れやすいものです。習得と創造のはざまでおもいっきり自己表現を楽しんでくださいね。作品の仕上がりがとても楽しみです。




6月7日(水)【なるほど、そうだったのか】
 本日、3・4年生が同じ小規模校と合同で、社会科見学に行ってきました。主な訪問先は、消防署・スーパー・クリーンセンターです。

 それぞれの場所のことについて、これまでに身に付けた知識はもちろんあったでしょう。しかし、改めて視点を与えられて見てみると、話を聞いてみると、近くでじっくり観察すると、子どもたちなりに新しい発見もたくさんあったことでしょう。事前に質問をお渡ししていたので、そのことにもふれていただきました。実際に手を挙げて質問してみました。記録写真も撮りました。これでまた、学びも深まったことでしょう。あとは学習のまとめをしっかりとしていきましょうね。
 お忙しい中、見学を受け入れてくださった施設・お店のみなさん、送迎をしてくださった伊仙町教育委員会の方々にも感謝しましょうね。ありがとうございました。



6月6日(火)【きれいに磨こう シュシュシュ】
 昨日5日は校医さんの歯科衛生士2名をお迎えして、1〜4年生15名が歯と口の健康について学習しました。今週は「歯と口の健康週間」です。歯の仕組みや歯の健康にとって大切なこと、そして歯の磨き方などを、図や写真をテレビに映しながらていねいに説明してくださいます。なんとなくわかっていること、これまでに何度も教えてもらったことではありますが、やはりそこは歯の専門家。食い入るように説明を聞き、必死にみがく素直な子どもたち。「歯は一生の宝」です。グッドスマイルにキラッと光った歯を見て、「よし、これだ!」と何かをつかんだ子どもたちだったのではないでしょうか。歯科衛生士さん、ありがとうございました。金曜日は5・6年生の出番です。





6月2日(金)【それでも やっぱり・・・】
 5・6年生は修学旅行明けのお休みなので、遠足は1〜4年生です。ところが・・・。予報も現実も雨。がっくりきているかと思いきや、レクリエーションにビデオ鑑賞・おやつタイムにお弁当と、その時々で子どもたちはとても楽しんで過ごしています。途中空模様を見ながら「出ようか」となりましたが、そんなタイミングで雨が・・・。それでもやっぱり笑顔の子どもたち。学校で勉強もなく、ひたすら遊ぶだけ。おやつを食べても大丈夫。心もおなかもいっぱいになったようです。よかった。来週から5・6年生も学校に帰ってきて、またにぎやかな学校生活が始まります。1学期も折り返しを過ぎました。残りも元気に仲良く勉強に運動に頑張っていきましょうね!



6月1日(木)【ただいま!】

 
3泊4日の修学旅行を終え、8人の子どもたちと引率の先生3人が無事に帰ってきました。やや疲れた表情を見せながらも、お迎えに来た親御さんたちの顔を見つけると、ほっとした表情をうかべ、帰りを実感しているかのようでした。
 さて、この修学旅行は子どもたちにとってどんな旅行だったのでしょう。修学旅行はよく「修学」と「旅行」の2つの目的があると言われます。また、伊仙小・馬根小との合同でもあります。多くの感動や学びにふれてくれますように。では、子どもたちの足跡を簡単にたどってみましょう。

 沖縄への旅行ということで実質2日間は船の移動が中心になります。行きの船では操舵室を見学させてもらいました。感激!

 2日目は、先の戦争に関する施設見学からスタートです。記念公園の「平和の礎」「ひめゆりの塔」では、戦火に見舞われた沖縄の地で、子どもたちなりに思いを巡らせたのではないでしょうか。大きくなってまた来てみるといいですね。また今とは違った見方・考え方ももてるかもしれません。そして、おきなわワールド。バイキングでは、大はしゃぎ。ですよね。「好きなものを好きなだけ」本能に響くたまらないフレーズです。ここの1番人気は唐揚げとフライドポテト。そしてデザート・スイーツ。ここは沖縄だよね?果たして・・・。その後エイサー見学をして、一路首里城へ。世界遺産の荘厳さにふれてひとしきり感動したら、ゆいレール(モノレール)に乗って国際通りへ。興奮を抑えきれない子どもたち。しっかりお土産を買えたかな?

 3日目は、嘉手納基地・今帰仁城跡といった学習がありました。子どもたちの中にどれだけの「なるほど(理解・納得)」や「なぜ(問い・疑問)」が生まれたのでしょうか。その思いや問いは今後にも必ずつながるからしっかり心と頭の中で温めておいてくださいね。タコライスと沖縄そば昼食は美味しくいただけましたか?また、この日は「こどもの国」や「ちゅらうみ水族館」とエンジョイテーマパークも2か所計画されていて、子どもたちの楽しみは尽きることがなく、まさに夢のような日々だったのではないでしょうか。

 とにもかくにもまずは全員が大きな事故・ケガ・トラブルに見舞われず、全員が楽しんで無事に帰って来られたことが何よりです。帰校式で馬根小の校長先生がおっしゃっていました。「おうちの人にお礼と土産話をたくさんしてあげてください。」確かにその通りですね。みなさんがいない間も常に気にかけてくださっていたはずです。みなさんの心からの「ありがとう、楽しかったよ」と笑顔の「ただいま」が何よりの土産になるはずですよ。