ブログ  「しかうら日記」 (随時更新)

12月28日(水)

 年の瀬も間近に迫ってきた28日。今日で御用納めとなります。新年をきれいにして迎えようと、校庭の伸びている草を刈り、掃除をしているところに、軽を含む数台のトラックがやってきました。「何事かしら?」と思っていると、サササッと門松を設置していくではありませんか。その仕事の早いことと言ったら・・・。
 これは、伊仙町内の方で、各学校に門松をプレゼントしてくださるところでした。数年来続けてくださっていて、年度の初めには、各学校に竹馬も寄贈してくださっている方なのです。わずかな時間でしたので、多くを語りませんでしたが、「よかった。よかった」と満面の笑みで帰って行かれました。そろそろ来られるころだよ、と話には聞いていたのですが、よくよく聞いてみると、材料の竹は、わざわざ鹿児島の方から取り寄せてまで作ってくださっている、ということでした。これで来年も多くの「福」をお招きできることかと思います。本当にありがとうございました。
 さて、いつの間にか題名が「しかうら日記」となり、約半年続いたブログ(風)もしばらくお休みします。また、年が明けましたら再開しますので、しばしお待ちください。
 最後になりますが、平成28年はたいへんお世話になりました。平成29年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様、よいお年を迎えください。


12月27日(火)
 大きくなあれ!今日はまず写真から。この写真は、本日午後、強風が吹き荒れる中、撮影してきました。さて一体何でしょう?

 そう、ジャガイモです。作物を育てるということは本当に大変なことで、種イモの状態、土の状態、適当な養分・水分・温度など、条件がそろわないとなかなか育てるのも難しいものです。早く植えた方の中には、すでに収穫を始めた方もいるようで、地元のお店にも「新ジャガ」として売られています。「早い!」
 写真のものは
鹿浦小学校の畑、「ひまわり農園」のジャガイモです。少しずつ少しずつ大きくなっていきます。今のところの予定では、3月に収穫しようということになっています。ぜひとも大きなジャガイモに育ってほしいものです。できたら、どのように食べましょうか。じゃがバター?カレーライス?ポテトサラダ?


12月26日(月)
 冬休みに入り、3連休を終え、学校が空いている日も今日を入れて残り3日となりました。午前中は3名の子どもたちが勉強をしに図書室を訪れていました。また。「奉安殿を見せてほしい」と京都からのお客様もあった、そんな一日でした。
 さて、今日はお花の話題をひとつ。鹿浦小学校には、いくつかの学校園と学級園があります。日照りや強風(台風)、海から吹きあげる潮風の影響、土質もあってか、思うように花が育たないことがあります。そんなとき、地域の方々から温かい言葉をいただくことがあります。「うちの苗でよかったら植えませんか」と。本当にありがたいことです。学校へ関心を払ってくださっていること、状況をよく見てくださっていること(しかも温かい目で・・・)、美しく学校を彩ってほしいと願ってくださっていること。そして苗を寄贈してくださること。先日は、菊の苗をいただきました。90株も!赤と白と黄色だそうです。最初はしっかり水分をやって根付くのを待ちます。数か月もすると、きれいに花をさかせてくれることでしょう。どんな感じになるのか、楽しみです。


12月22日(木)

 子どもたちが本当によくがんばり、充実した2学期もいよいよ今日で終わりです。素直で明るい子どもたち。一生懸命な子どもたち。目標をもって取り組む子どもたち。優しく思いやりのある子どもたち。この2学期でまたずいぶんと成長しましたね!通知表にはどのように書いてありましたか?先生方の思いが込められています、じっくり読み味わってください。
 日中の気温は25度を超え、ぽかぽか陽気です。
 さて、子どもたちは今日のこの日をどのような気持ちで迎え、どのような思いで終業式に臨んだのでしょうか。姿勢がいいですね。まっすぐぴしっと立っています。座っています。話す人の方をきちんと向いています。校長先生の3つのお話を今頃おうちで話してくれているかな・・・。代表あいさつを務めてくれた5年生、ありがとう。


 生徒指導の係の先生の話は、頭と心に刻まれましたか?「乗ってはいけない車」「お世話になってはいけない車」の話ですよ。「不審車」「パトカー」「消防車」「救急車」。いいお話でしたよ。みんなケガなく・事故なく・病気なく、元気に1月10日の始業式、みんなで会いましょうね。


 そして、終業式といえば、そう、表彰です。今日は地区理科作品展と陸上記録会です。がんばって取り組んだ自由研究でしたね。おめでとう!陸上記録会は天候不順で開催できませんでしたが、各校の記録を持ち寄って参考ながら順位がつきましたね。来年は、万全の態勢で競い合いましょうね。おめでとう!

 子どもたちにとっては楽しみがたくさん待っている冬休み。充実の日々をすごしてください。子どもたちへ、よいお年を。
 
 このブログ「しかうら日記」は、週が明けて28日までは更新する予定です。お時間のある方は、のぞいてみてください。まだまだ話題は尽きません。



12月21日(水)
 昨日は、鹿浦校区民の方々がかねてから心配していた鹿浦小学校のシンボルツリー「リュウキュウマツ」のマツクイムシ対策が施される日でした。校長・PTA会長の立会いのもと、処置のしかた、薬の効能や今後の木のケアのしかたについて、お話を伺いながら作業を見守ることでした。
 本校には2本のリュウキュウマツがあります。その中でも特に校庭の真ん中にそびえたつ大木は樹齢100年を超えるとも言われる、多くの方にとって心のよりどころにもなっているものです。打ち込まれた薬は2本合わせて46本!作業をされた方々からは、「これでしばらくは大丈夫ですよ」とのお話をいただきました。
 みなさん、これで安心していただけるのではないでしょうか。子子孫孫受け継いできた鹿浦の宝を守る現場に立ち会うことができて、感慨もひとしおです。


12月20日(火)
 心を耕す・・・。今日は、職員が各クラスを回り、読みきかせを行う日です。今日の担当は、校長先生・養護教諭(保健室の先生)・5・6年担任・教頭先生です。それぞれお気に入りの本、子どもたちにぜひ紹介したい本、見せたい本を手に持ち、意気揚々と指定されたクラスに向かいます。良書ながらなかなか手にする機会に恵まれない本を紹介する先生、子どもにお話の素晴らしさを味わってほしいとしっとりと読み聞かせる先生、「ほらほら見て見て」本の見方・読み方を教えてくれる先生、クイズを交えながら読書のよさを伝えようとする先生。実に様々ですが、子どもたちにとって本を通して、文字や絵などを通して、読書の楽しさや素晴らしさを伝えたいという心は同じです。学年によってまたクラスによって実態は様々ですが、先生たちも、相手意識をもって取り組んでいます。子どもたちの心がほんの少しでも耕されていれば何よりです。


12月19日(月)
 いよいよ今年も残すところ、あと2週間を切りました。今年はみなさんにとって、どのような年になりましたか?
 鹿浦小学校では、1年のしめくくりともいうべきこの時期に毎年「クリスマスコンサート」が開かれています。今年は、児童・保護者のほかに、音の響きが美しいオカリナ演奏、メッセージいっぱいの三線クラブ、心ぽかぽか町内先生方のバンド、そして4年前に日本一にも輝いたおやじバンドと、バラエティー豊富な構成となりました。
 子どもたちにとって、音を楽しむ、まさに「音楽」の時間になったのでは。歌あり、踊り・ダンスあり、笑いありと、次から次へと織りなすジェットコースターライブ!お父さん・お母さんたちのダンス「パーフェクトヒューマン」は最高の輝きでしたよ。子どもたちもこの日に向けて準備してきたものはせいいっぱい出し切れたのではないでしょうか。地域に伝わる伝統的な踊りも盛り上がりました。こういった場が受け継がれていくきっかけになれば幸いです。
 そしてそして、クリスマスコンサート名物のラストは・・・じゃじゃーん。「しかうらサンタ」の登場です。サンタに扮した○○パパが子どもたちにプレゼントを届けてくれました。ありがとうございます!
 そして、片づけが終わろうとするころ、空からは雪が・・・なんてことはここ徳之島ではもちろんありません。みなさん、笑顔で帰っていかれました・・・・。遅くまでお疲れさまでした。おやすみなさい。



12月16日(金)
 ここ数日パソコンの調子が悪く、ようやく回復したところです。
 さて、運動場には、本校のシンボルツリー「リュウキュウマツ」がそびえたっています。しかし、今年はその松も自然の脅威にさらされ、危うく!というところまでいきました。今年は、松の幹にセンチュウが入り込んで木を枯れさせる「マツクイムシ」の被害があちこちで見られ、いつにも増して心配がつのったのでした。ここ鹿浦小学校のすぐ近くでも枯れた松が見られ始め、危機意識が特段に高まったところです。
 実際には、害に遭うこともなく、無事だったのですが・・・。そうはいっても「備えあれば憂いなし」ということで各所方面に働きかけたところ、予算面で都合がつき、近々防虫の処置をしていただけることになりました。ピンクのラインは、その目印です。これで長らく見守ってくださっている校区の方々も安心していただけるものと思っています。本当によかったです。


それから一つお知らせを。本日18:30から20:30まで、鹿浦小学校体育館にて、PTA主催クリスマスコンサートが行われます。児童・保護者・地域の方のほかにもバンドやオカリナ、三線などの特別ゲストをお招きして、音楽をともに楽しむ時間にしたいと考えています。もちろん無料ですし、どなたでも鑑賞できます。ご近所お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。



12月13日(火)
 本日、鹿浦小校区に建設される定住促進住宅建設のための地鎮祭がおこなわれました。2棟8戸が入居できる住宅です。正式な募集要項等はまだ発表されていませんが、多くの方が申し込まれるのではないでしょうか。入居者の中には、学齢期のお子さんのいる家庭も入ってくるでしょう。そうなると、鹿浦小学校にも子どもが増えることになり、また一段とにぎやかになることでしょう。先日行われた校区役員・PTA役員を含む学校活性化対策協議会の中でも話題になった住宅です。どのような形になるにせよ、学校の活性化につながってくれることを期待してやみません。このブログ(風)「しかうら日記」をご覧の方の中にも関心をおもちの方もいらっしゃることでしょう。募集要項等については、今後発表されるということですので、伊仙町の広報誌・ホームページ等を注視されてください。


12月12日(月)
 本当によく働いてくれる子どもたちです。冬休みに多くの方々が重要文化財「奉安殿」を訪れるであろうことから、数日かけて清掃・草刈りをおこなっているところです。子どもたちが、散った草を朝も早くから一生懸命かき集めてどんどん運んでくれます。写真の通り、木が生えていたり、坂道斜面だったりと、決して作業しやすい地形・環境ではないのですが、これを一人二人でするとなると、何日かかるか分かりません。敷地もまあまあの広さがあり、小回りの効く子どもたちの力が本当に助けになっています。ありがとう、みんな!


12月10日(土)
 いよいよもちつき大会当日です。家庭教育学級を兼ねて行うこともあって、全保護者そして、地域の方にも案内をしたところ、児童・職員・保護者・地域の方を合わせて、66名もの人数が集まりました。上は80歳を超える方から下は今年生まれたばかりの赤ちゃんまでの参加です。
 もちつきを初めて体験する子もいたり、きな粉を大豆から手作りしたり、野菜で(ガネと長命草)揚げ物をしたり、どこを見ても一生懸命で楽しそう。集まった方々の会話もはずみ、にぎやかな声が絶えません。
 自分たちでついたおもちはさぞ美味しかったことでしょう。様々な年代の方々が交じり合い、同じ作業を通して交流を図っていただけたことも何よりです。
 今はもう、みなさん帰られ、何事もなかったかのような、陽気で心地よい風がふいています。



12月9日(金)
 早く来い来い、明日よこい。5・6年生がもち米にしっかりと水を吸わせ、会場作りに励んでいます。明日は「もちつき大会」の日です。児童・保護者が中心となり、また日頃お世話になっている地域の方をお招きして、開かれます。主な目的は3つ。@伝統的な季節感のある活動(行事)をする。A手作りの味を作り、味わう。B協力してして普段お世話になっている地域に方に感謝の気持ちを形に表す。おもちの種類は全部で4つ。「白もち」「しょうゆもち」「きなこもち」「あんこもち」。身なりを整えて、やる気をもって、笑顔で明日を楽しみに待ちましょう!


12月8日(木)
 運動場からにぎやかな声が聞こえてきます。そこには、元気のよい1年生の声と何やら物がならべてあります。何だ?これは図工の学習「どんどんならべて」でした。家から持ってきた物や学校にあるものを、せっせせっせと楽しそうに並べています。本当に楽しそうです。そうはいっても学習です。楽しく(意欲をもって)取り組めているところはもちろんGOOD。物によって、つなぎ方(接続部分)を工夫していかなければなりません。それもGOOD。また、平面だけでも面白みがありません。立体的に組み合わせているものもちゃんとありますね。お互いに声を掛け合いながら一生懸命です。VERY GOOD!創作意欲が自然に沸き立つ場があって、ほどよい声かけがあって、あとは子どもたちが自然と目標に到達しています。たいへんよくできました(花丸)!


12月6日(火)
 今日も朝から元気な鹿浦っ子たち。全校児童で一輪車をこいでいます。よくよく見てみると、いろいろなことに気付きます。この前までほんの2・3回しかタイヤを回せなかった1年生が5m進むことができるようになっていたり、転んでしまった低学年の背中についた土を高学年が、そっとはらってあげたり、もともと上手だった子も、さらに速くなっていたり・・・。子どもの飲み込みは本当に早いものです。そして、下学年の子たちを気遣ってくれる高学年の優しさ。朝からほっこりとした気持ちにさせてくれます。
 鹿児島県全体では、なわとび・一輪車の中にそれぞれいくつかの種目があって、各学校の裁量で好きな種目を選んで取り組むという「チャレンジ鹿児島」というものがあり、鹿浦小学校では、その中でも「一輪車でGO!」に取り組んでいます。記録は登録制になっていて、その順位を県下小学生が競い合うというものです。記録ももちろん大事ですが、そこにいたるまでの過程に十分な輝きを放っている鹿浦っ子たち。このような積み重ねを経て、一つ一つ自信を築きあげていくのです。小規模校だからこそできる鹿浦小のよさと言えます。
 先日もある子どものおじいちゃんと話す機会があり、「いつもブログを見ているよ、子どもたち頑張っているね!」との言葉をかけていただきました。子どもたちの頑張りが、知らず知らずのうちに、誰かを元気づけているのですね。


12月5日(月)
 鹿浦小学校は、人権について考える「人権旬間」の真っただ中です。また、全国的にも人権週間として様々な取り組みが行われています。そして、伊仙町においても、人権について考えるための講演会が催されました。その中で、本校2年生の人権標語が優秀作品として表彰を受けました。表彰作品は、「元気出た きみのやさしい ひとことで」です。言霊といわれるくらい言葉のもつ力というのは大きいものです。たった一言が勇気をあたえ、やる気を引き出し、前向きな気持ちにさせてくれます。逆もまたしかりです。子どものもつ素直な感性で紡ぎだされた作品ではありますが、ここはわたしたちも初心に帰って、この言葉をかみしめたいと思います。おめでとう!


12月2日(金)
 今日はいよいよ持久走大会です。この日に向けて記録をとり、目標を立て、練習を積んできた子どもたち。昼休みの様子からは、いつもと変わらない感じが・・・。緊張しないのかな?開会式でも「今日の持久走大会楽しみ!」という声が。こういうところが鹿浦っ子なのですよ、はい。さっそく1年生からスタート。元気よく飛び出す子どもたち。あっという間に帰ってくる子どもたち。きょりは800mです。そのがんばりにつられてか、2年生以上もハイペースで飛ばしていきます。予定していた時間より5分ほど早く終わったのもうなずけます。笑顔あり。疲労感あり。涙あり。充実感ありと、子どもたちなりに十分力を出し切りふだんはなかなか味わえない、言葉だけでは説明しきれない気持ちを味わってくれたことでしょう。そして、閉会式での成績発表。何と、新記録が3つも!鹿浦っ子に限界はありません。今日はゆっくり休んでくださいね・・・。お疲れさまでした。

一斉にスタート!    陸上コーチに感謝状
12月1日(木)
 鹿浦小学校は現在「人権旬間」の真っただ中。先日も紹介したとおり、様々な取り組みを通して、子どもたちに「人権」とはどんなものか、ということを考えさせたいと願っています。そして、本日は「人権教室」が開かれました。3名の人権擁護委員の方々をお招きし、お話をしていただいたり、ビデオ視聴を通して考えたり、自分の考えや感じたことをまとめたりしました。発達段階に合わせて、低学年と中高学年に分けて行います。子どもたちの表情は真剣そのもの。さすが鹿浦っ子です。本当に素直な気持ちで取り組んでいます。まとめの発表内容は、子どもらしさを感じさせながらも、自分なりに感じたことを一生懸命頭をぐるんぐるん回転させ、まとめたものです。
 そう、答えをすぐに出せるものではありません。こうして考えて考えて、体験して味わって、喜んだり悲しんだり、悩んだり気付いたりと、くりかえしくりかえしやっていくことで、自分が出来上がっていくのです。わたしたち大人もまだまだゴールではありません。わたしたちも子どもたちと一緒になって考え続けていきますね。