ブログ  「しかうら日記」 (随時更新)

3月27日(月)【涙、涙の・・・】
 ついにこの日がやってきてしまいました。涙にくれる離任式の日です。いつものように登校してくる子どもたち。いつものように通勤してくる先生方。しかし、刻一刻とその時はやってきます。
 いよいよ離任式が始まりました。拍手で出迎えられる先生たち。一人ずつのあいさつが始まるころには、あちこちからすすり泣く声が聞こえてきます。感無量の思いで、先生方も一生懸命に思い出話や子どもたちに託す思いを話されていきます。そしてその思いを受け止める子どもたちも真剣そのものです。代表児童の子どもも涙にくれて言葉になりません。それでも必死に最後まで話し切りました。おそらく最後の校歌斉唱を経て、アーチでの見送りです。わずか20人足らずの短いアーチが長く長く感じられます。このまま終わりが来なければいいのにと誰もがそう思ったことでしょう。
 鹿浦小学校の平成28年度は、もうすぐ幕を下ろそうとしています。それでも一人一人の心の中には、「チーム鹿浦」としての誇りや大切な思い出をそっとしまいこんでいるはずです。
 また明日はやってきます。それぞれがこの鹿浦小学校で得た宝物を心に秘めて次への歩みを始める日でもあります。前を向いて歩きましょう。そう、次の鹿浦物語は始まったばかりです。
 最後になりますが、転退職される先生方のご健勝・ご多幸を心よりお祈りたします。今まで本当ご苦労さまでした。そして、ありがとうございました。次の任地におかれましても、元気でご活躍ください。




3月24日(金)【修了おめでとう】
 昨日3人の6年生を見送った在校生が本日の主役です。今日は修了式。4月から一つ上の学年に上がる子どもたち。意気込みを隠せません。児童代表の3年生女子も自分の成長にふれるなど充実の話しぶりでした。また、本校は少人数の良さを生かして全員が校長先生から修了証書を受け取りました。誇らしげに受け取る子どもたちの態度・表情にこの一年での大きな成長を感じることでした。
 約2週間の春休みは事故なく、ケガなく一つ上の学年に上がる喜びをかみしめて、また、気持ちや物の準備をしっかして過ごしてくださいね。では、春休みを存分に充実させてください。改めて、修了おめでとう。


3月23日(木)【YELLを送る】
 これまで鹿浦小学校のリーダーとして、学校の顔として、下級生を引っ張ってくれた6年生。各種発表会でせいいっぱい学校を盛り上げてくれた6年生。いつも一緒に遊んでくれた明るい6年生。困っていたら優しく支えてくれた6年生、そんな6年間とのお別れ、そして新しい道への旅立ちの日。今日は第67回卒業式でした。
 保護者・来賓・地域の方、先生方、在校生約60数名に見守られて、ついに最後になった登校日。見た目にはいつもと変わらない様子の子どもたち。体育館に入るやその雰囲気もがらっと変わり、一気に引きしまったいい表情になります。来賓の中には、過去に担任してくださった先生方の姿も・・・。明らかにいつもと違う雰囲気を楽しむかのように、堂々とした子どもたち。途中言葉のかけあいや歌の場面では、こみ上げてくるものをこらえきれずに・・・。それでも式が終わり、記念写真撮影のころにはにっこにこ。最高の笑顔で写真に収まる子どもたちでした。
 今回6年生が卒業の歌に選んだのは「YELL」。君たちの未来にわたしたちもずっとエールを送ります。応援しているからね、卒業おめでとう!




3月21日(火)【感動あふれる時間】
 昨日20日に、4年生の半成人式が行われました。黒板には自筆の毛筆で式順が書かれ、3年生が進行を務めてくれます。
 初めに、進行の3年生から4年生の紹介があり、次は4年生の「将来の夢」と親御さんに向けた「感謝状」です。内容を聞きながら、4年生らしく、素直な気持ちや希望を一生懸命語る姿に感動せずにはいられませんでした。
 そして、今度は、親御さんからのお手紙です。生まれてくる前・生まれてすぐのころから話は始まります。ここまで育ってくれたことへの感謝を話されます。一人ひとりのストーリー、それを支えた親御さんの思いや心配したこと、そしてすくすくと育っている子どもへの正直な気持ち。会場にいる誰もが涙を目に浮かべながら話に聞き入っています。
 自分自身の成長への願いと同時に親御さんの愛情の深さ、感謝しあう関係に感動しきりの時間となりました。


3月17日(金)【本日の1番ニュース】
 卒業式の予行練習に中学校の音学の先生による歌唱指導と、十分なニュースねたはありましたが、それらを押しのけて1番ニュースになったのは3・4年生でした。総合的な学習の時間で行っていた野菜作りの活動でできた人参を地元の直売所(惣菜部)に売りに行くのです。行きの道中でも「いくらで売れるかな?」「何kgあるだろう?」とそわそわしています。
 直売所に到着し、事務所の中に入っていきます。しばらくして事務所から出てきた子どもたちは、体がふわっふわして、満面の笑みです。ちゃんと引き取ってくださったようです。ありがとうございます。おそらく、自分たちが主体となって作った作物を換金したのはこれが初めてではないでしょうか。金額は別にして、明確なゴールに向けてしっかりと学習を積み重ねてきた成果です。よかったね!お金の使い道を考えるのも楽しみですね!
 売られた人参は月曜日と火曜日のお惣菜・弁当の食材として使われるということです。お店の都合もあるので、実際は前後する可能性もあります。わたしたちもここ数日は通ってみようと思います。もし、これをご覧になっている方の中で、可能な方は、購入いかがでしょうか・・・。おいしいと思いますよ!
このお金の重みは忘れないでしょうね!



3月16日(木)【ふわっふわ】
 今日は、大きくなってきた苗を花壇に植え替えれるように、草取りをしてみました。草取りをしていると、土の状態が気になります。もともと、花壇の土の中には、石が混ざってしまっています。はじめは草を取っている最中に、「ほぐし」を入れて、空気を含ませるところまではいきましたが、うーん、何かが違う。どうにかできないものか・・・。
 考えること10秒。手間はかかるが、篩を使ってみてはどうだろうか!確かに時間はかかりましたが、石と草を取り除いた花壇は、ふわっふわです。通りすがりの子どもたちも、「どうしたんですか、これ?」気に入ってくれたみたいです。これなら苗を植えるにも、楽しいはず。明日ももうちょっと頑張ってみようと思います。卒業式まで残り1週間となりました。




3月14日(火)【ワールドワイドな・・・】
 本日、ある大学の名誉教授の方が学校に来られて、「グリーンプロジェクト」の説明をしてくださいました。このプロジェクトとは、島の植物の葉から自然な方法で葉脈を取り出し、アートやオブジェを創り、その作品を展示したり外国と交流したりするという壮大なものでした。一見難しそうに見える内容ですが、先生の話が上手で、子やどもたちは葉脈や作品づくり、その後に続く活動に興味津津です。早くやってみたい気持ちになったかと思います。きっと、家に帰ったらおうちの人に楽しかった気持ちをめいっぱい話してくれていることでしょう。具体的には来年度(4月以降)に始動します。ついに鹿浦小学校も世界がぐんと近づいてきました。それと同時にエコ・島の魅力についても考えていくことになります。さて、どんな活動になるのか、楽しみにしておきたいと思います。




3月13日(月)【本番、うまくいきますように】
 先週から卒業式練習が始まりました。大切な記念に残る儀式だからこそ、の練習ですね。
 今日は、この2枚を。
@A

@ 卒業生が入場してきます。本番はこのうえない緊張感に包まれますよ。感動の始まりです。親御さんは、この時点で泣いちゃうかもしれません。
A お別れの言葉です。この言葉の掛け合いを聞いていると、感極まってくるのでは。最中に歌われる歌も見逃せません。鹿浦小学校では、校歌・仰げば尊し・自由曲になっています。今年の自由曲は、6年生が悩みぬいた末に選んだ「YELL」です。歌詞に込められた意味を自分たちに置き換えて歌うのでしょう。感動の式が目に浮かびます。卒業式まで残り10日です。



3月10日(金)【掘ったどぉ!】
 午後からは、ジャガイモ・サトウキビの収穫が行われました。まずはジャガイモです。PTA活動も兼ねている学習活動のため、保護者の方も大勢いらっしゃいます。
 午前中のうちに土を掘り返していたのであとは拾うだけ。次から次に集められたジャガイモの収量は420kgもありました。宝物集めのように一生懸命拾う子どもたち。それを微笑ましく見つめる大人たち。
 次はサトウキビです。キビ刈りのなたやビーバーで刈られたキビに「かさぎ」の作業をおこなって、出荷できるようにきれいに仕上げていきます。この作業に時間がかかりました。それでも子どもたちがけっこう手を入れました。大人の方が子どもにもさせてくれるのですね。ありがたいことです。なんやかんやで3時間ほどかかり、作業を終えました。キビをけずって汁を吸わせてくださる方もいます。もちろん子どもたちは大喜び。
 こうして作業は終わり、解散です。とったジャガイモはそれぞれ家庭に持ち帰りました。さて、今日はどんな料理となって出てくるのでしょうか。おいしくいただけることでしょうね。





3月9日(木)【設置!】
 卒業式まであとちょうど二週間となりました。そこで、今日は県道沿いに大看板を職員でえっさほいさと運び、設置しました。この看板は、職員による手作りです。全部で縦一メートル、横が六メートルと大きく、作りがしっかりしているので、これが結構重いんです。
 これですっかり卒業式の雰囲気も高まってくれることでしょう。また、校区のみなさんが、「もうそんな時期か・・・、卒業式に顔を出してみようか。あの子が卒業か・・・」と、道行く人が「おっ、鹿浦小学校は活気があるな」「阿三集落は元気がいいな」と思っていただければ幸いです。卒業する3名も登下校の際に毎日目にすることで、否応なしにも気持ちが高ぶって来るのでは。あとは感動的な卒業式になるよう、粛々と準備を進めていくだけです。


3月8日(水)【お昼休みにしっとりと】
 本日昼休み、読み聞かせボランティアの方が、学校にきてくださり、子どもたちに紙芝居をしてくださいました。前に座った小さい子たちは前のめりに、後ろに座ったお兄さん・お姉さんたちも膝立ちで、楽しそうに鑑賞しています。まるでお話の中身に吸い込まれるように・・・。ボランティアの方は、しっとりとした声で表情豊かにお話を進められていきます。時間が音も立てずに静かに過ぎていきます。これまでも定期的に来てくださってはいましたが、6年生にとってはこれが最後になるかもしれません。この温かい時間を心に残してくれるといいなあ。




3月7日(火)【一年間ありがとうございました】
 約一年間続いた島口・三味線教室。鹿浦小学校の最大の特色の一つといっても過言ではないでしょう。この活動を支えてくださった二名の講師の方に感謝の気持ちを伝える「閉講式」が執り行われました。まずは、各学年の演奏発表です。とても上手になりました。素敵な発表ができていましたよ。講師の方も微笑ましく、そして頼もしく聞かれていたことでしょう。
 また、講師の方のお話からは、伝統文化を引き継いでほしいという願いや子どもたちへの期待感がひしひしと伝わってきました。また来年は新入生を迎え、新たなメンバーで活動をおこないます。子どもたち、また来年も張り切っていきましょう!




3月6日(月)【王子とこじき】
 雨が降る中、バスに乗り込む3年生から6年生。そう、今日は徳之島に「劇団四季」がやって来る日です。徳之島でもいろいろな演劇を見る機会というのは当然ありますが、実際のところ、子どもたちの目に触れる機会というのはなかなかありません。そこで、徳之島3町で招いて子どもたちに観劇させてくれるというわけでして、非常にありがたいチャンスなのです。
 さすがに写真は撮ることができないので、椅子で観劇を待つ子どもたちの姿くらいしかありませんが、子どもたちのワクワク・ドキドキした気持ちは伝わるのではないでしょうか。
 学校に帰ってきた子どもたちは、にこにこしながら、劇の様子や心に残ったことを教えてくれます。心を揺さぶられて、わたしもいつかこんなふうになりたい!なんていう子もいたかもしれません。子どもたちの心の中にどんな種がまかれたのでしょうか。ちょっとのぞいてみたいですね。


3月3日(金)【レッツ・ジャンプ!】
 今朝の「仲よし体育」の時間は、紅白対抗縄跳びです。久しぶりに紅白に分かれ、何回跳べるか競います。タイミングを合わせて、「1・2・3」。次から次に子どもたちが縄の間に走りこんでいきます。もし失敗したとしてもご愛嬌。
 楽しく・仲良く体力つくり。最近の子どもは、すばしっこさや持久力が劣る傾向にあると言われています。そんな子どもたちにはうってつけの運動かもしれませんね。自分の番が終わって列の後ろに並ぶのもけっこう体力が要るんですよ。すばやく、タイミングよく、駆け回って、そしてジャンプ!


3月2日(木)【とにかく風が強かった】
 朝からビュービュー強風が校舎にたたきつけます。まるで季節外れの台風のよう・・・。木も揺れて、折れるんじゃないかと心配になりました。さすがに昼休み外で遊ぶ子も少なかったような。風がすき間から入り込んで貼り物も飛ばされそうです。これはもしや、「春一番?」そういえば以前にも吹いたような気もします。ここ徳之島も寒さと温かさが入り混じり、雨や風が舞います。そろそろ春がやってくるのでしょう。そしてまた暑い熱い長い夏がやってくるのです。強風にあおられた木を撮影しようとしましたが、思いがけず静止画では伝わりませんでした。悪しからず・・・。