― 校長の独り言 ―
犬田布中学校へ赴任してから折に触れて感じたことなどを書き綴りたいと思いますので,書き始めは,6月ですが,4月まで遡りたいと思います。
4月6日に犬田布岬で行われた「戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦没将士慰霊祭」(主催:伊仙町)に参列しました。
当日の画像はありませんが,前日に妻と会場を下見に行ったときに,慰霊塔とその先の岸壁にある銅像が中村晋也先生の作品であることを初めて知りました。(これまでその存在さえも知りませんでした)美術教師としてスタートした教職生活ですが,不勉強な自分を恥じることでした。
PS:この時海岸に群生していた浜防風の天ぷらが食卓に並び,小宝島勤務以来の懐かしい味に舌鼓を打ちました。 |
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5月3日から週末のウォーキングを始めました。コースは木之香にある校長住宅から犬田布岬入口近くの県道までですが,初日はコースを決めていませんでしたので,県道沿いの畑から海岸に見える防波堤を目指して犬田布岬方面へ向かって歩いていきました。近くに来てみて,初めてその防波堤が前泊港であることが分かりました。徳之島の地形が隆起サンゴ礁の台地であるためで,海岸と住宅地の境は断崖になっています。学校の前にも東シナ海が近くに見えますが,決して近い距離にはないことを実感しました。 |
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犬田布騒動150周年記念事業に出演します!
西犬田布地区の前泊港前には,犬田布騒動の記念碑(100周年時に建立)があります。犬田布中学校があるこの犬田布の歴史を学ぶとき,忘れてはならないのが,犬田布騒動です。今年は,この犬田布騒動から150周年の佳節を迎えます。そこで,徳之島郷土研究会主催による記念シンポジウムが8月2日に「ほーらい館」で開催されますが,その中で,本校の生徒会による劇「犬田布騒動」も上演される計画です。今後具体的な準備を進めていくことになります。6/24記載
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(昨年の校内文化祭で上演された
劇「犬田布騒動」の一場面)
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時代の変化と共に・・・
先日,朝の登校指導中に,正門にしがみついているノコギリクワガタを発見し,昆虫少年(私たちの時代はみんなそうでした)だった記憶が蘇りました。
さて,この喜びを誰かと分かち合いたいと,目の前で生徒会のあいさつ運動をしていた3年生の男子生徒に声をかけ,クワガタを覗かせました。きっと喜びの反応が見られると思っていた私の期待はあっさりと裏切られ,ほとんど無反応。
これは,相手が悪かったと思い直し,今度は少し離れた所であいさつ運動に立っていた1年生の男子に手招きをしました。しかし,またも期待は打ち砕かれ,軽くニヤッとされただけで終わりました。
「虫をあまり見たことがない」「昆虫にはあんまり・・・」とは,その生徒たちの口からでた言葉です。既に成人している息子たちを連れて虫捕りに行ったのは,もう15年以上も前のことですが,子どもたちを取り巻く時代の変化と共に,遊びや興味も移り変わっているだなと痛感させられました。
その後,主役になれなかったクワガタは校庭のプランターに移され,土の中へ潜って行きました。
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犬田布中学校区地図を作成中です
今,校長デスクの背面に校区地図を作成中です。思い立ったのは,7月上旬,赴任して1学期が終わろうとしているのに,自分の学校の校区について知らないことが多すぎると実感したからです。
ネットからダウンロードした地図を組み合わせて,犬田布中学校区の原図を作成し,その上に名所・旧跡等の場所と画像を添付しながらこの休み中に完成を目指していますが,調べれば,調べるほど知らないことが多いことに気づきます。
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大型書棚を職員作業で手作りしました (9/2)
夏休みの職員作業で図書室に大型の書棚を設置しました。この書棚は,読書指導のK教諭の要望を受け,腕に自信のあるS教諭を中心に,その都度時間のある職員が手伝いをしながら制作しました。所要経費は材料費のみでした。K教諭は,天城町の中学校に行った際に図書室で一目ぼれし,本校でも是非設置し,生徒の読書活動の推進を図りたいと考えていました。材木は,近くの製材所から購入し,学校で,板の表面をかんな掛けするところから作業が始まりました。下段は画集など大きなサイズの書籍も入る棚で,上段は,書籍を陳列できるマガジンラックになっていますが,これが,表と裏一対の形状になっており,文庫本なら一度に80冊以上が展示でき,読みたい本が一目で探せます。係りの職員の生徒を思う気持ちをみんなで実現しようと奮闘する本校職員の団結力を見ることができ,校長として嬉しい気持ちで一杯です。
設置直後の様子 書籍を陳列した様子 |
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体育祭練習始動!
第67回を数える本校体育祭を今月21日に控え,本格的な練習が開始されました。体育の時間には,ソーラン節で筋肉痛になりながらも,放課後には日差しの強い校庭で学級対抗種目「心ひとつに走り抜け」(15人16脚・・・平均?:1年17人,2年15人,3年13人のため)の練習が連日行われています。
初めて全員でやる筈の1年生が,意外と揃って走れていることに感心しながら見ています。
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寄付金の寄贈(9/24)
昭和23年度卒業生の岸良英文様より,学校へ寄付金をいただきました。岸良様は,今年の体育祭に合わせて関西より一時帰島されておられましたが,体育祭明けの24日に本校を訪問され,寄付金を寄贈していただきました。沢山のご寄付に感謝し,今後学校や生徒のために活用させていただきます。
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49歳の全国同窓会より寄付寄贈(9/30)
本校第34回卒業生の皆さんが,49歳の全国同窓会を記念して,母校への寄付金を寄贈してくださいました。同窓会は,10月25日(土)に鹿児島で行われるそうです。本日は同窓生81名を代表して平山さんと田畑さんのお二人が来校されました。
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生徒会役員選挙(10/3)
2日の6時間目に生徒会本部役員改選の立会演説会と投票が行われました。
開票の結果,新三役は以下のとおりでした。
会 長 : 迫田 竜星 君(2年)
副 会 長 : 上野 みなみ さん(2年)
書記・会計 : 平山 龍聖 君(1年)
全校生徒で選んだ新三役です。全校生徒が役員を守るつもりで,積極的に生徒会活動に協力し,新たな伝統を築き上げていってくれることを期待したいと思います。
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警察音楽隊「ふれあいコンサート」(10/4)
4日(土)の午後3時から伊仙町総合体育館において,鹿児島県警察音楽隊によるふれあいコンサートが催されました。 伊仙町での警察音楽隊によるコンサートは,20年ぶりとのことでしたが,体育館の2階席まで観客が入るほどの大盛況でした。町民の文化芸術に対する意識の高さを感じることでした。また,お約束のワイド節では,フロアに踊り連が大きな輪を作り,生徒たちも自主的に加わっていました。下の写真は,その一コマです。
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小中連携:自由参観 (10/16)
小中連携の取組で,中学校の授業を各小学校の先生方に自由参観していただきました。中間テストの初日でしたが,6時間目の授業は,1年(社会)2年(理科)3年(英語)でした。小学校の先生方は,中学校の学習指導の様子や自校の卒業生の学習の様子を真剣に観察していました。
このような機会を担当者だけでなく全ての教職員の交流の場とし,相互に学習指導法の改善につなげ,小中9カ年間を通じて子供たちの学力の向上を図っていくことが,今後の課題だと思います。
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生徒の夜光貝工芸作品にこうご期待!(10/20)
本校では,総合的な学習の時間に郷土をテーマにしたコース別の調べ学習を行っています。農業・産業・生産・文化・歴史・環境・福祉などのコースの中に,様々な学習内容を設定しています。その中で工芸を選択してきた6名の生徒に,郷土徳之島と歴史的にも関わりの深い夜光貝の工芸を指導することになりました。全11時間の学習計画の中に,1日体験活動の日が設定されており,昨年度までは,夜光貝の工房等を見学していたようですが,今年度は学校で,実際に制作活動を行わせる計画で,その制作の第1回目を昨日行いました。夜光貝の性質や安全指導を行った後は,一人ずつグラインダーで荒削りを体験させました。今後,7時間程度で完成をめざしています。また,アクセサリー等を制作するためには,ダイヤモンドの粒子を付着させた工具が必要となるため,普通の砥石で制作できるよう,1個の夜光貝を丸ごと磨かせる計画です。完成作品を校内文化祭で,展示できれば良かったのですが,教育課程の都合上それは無理でしたので,生徒玄関に展示する予定です。
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