職業人講話(キャリア教育) | |
10月13日(金)の5校時に総合的な学習で職業人講話を行いました。今回は,徳之島町役場企画課に勤務されている遠藤智氏を講師にお願いして,徳之島の闘牛文化についてお話をしていただきました。 | |
遠藤智氏 講演要旨 ・闘牛では食べていけない。闘牛を持つためには生計を立てられる仕事をしなければならない。 ・動物同士が戦う闘牛は,世界中に存在している。動物の本能を活かして行っている。 ・自分が,なぜ徳之島に住み着いたのかについて,友人に一々説明するのが面倒なので,徳之島メビウスクラブのHPを立ち上げた。 ・沖縄では,島内の各紙で闘牛大会等についての詳しい記事が掲載されている。しかし,地元の南日本新聞では大会結果を扱うぐらいであるのは,徳之島のそれが負の側面をもっていることにも理由がある。 ・昔は闘牛を持てる人は裕福な農家や役人だった。今は,島の出身者で,都会で起業するなどして成功した人たちが,島に錦を飾るために闘牛を持ち,島の人に預けて育ててもらっている。そして,なかなか勝てなくても諦めずに闘牛を持ち続け,ついに優勝する闘牛を持つに到った人もいる。何事も諦めない心が大切だ。 ・牛は,闘牛場に入るまで対戦相手を知らない。自分より強い相手でも,怯むことなく向かって行く。絶対に逃げないで闘う。私たち人間もそういう生き方をしなければならない。牛に学んでほしい。 ・皆さんも,学校を卒業後,一旦は島を離れてよその土地で勉強してほしい。そして,(牛に関する)資格を取るなどして,また島に帰ってきて闘牛を盛り上げてほしい。 ・片角の牛は,角を突き合わせて闘う闘牛では不利である。しかし,その不利な状況を生かして闘い,優勝した牛もいた。皆さんも自分の不利な状況を逆に生かして闘い,自分の人生に勝ってほしい。 |